エマ・シーンとは (エマシーンとは) [単語記事]

エマ・シーンとは、アニメ「機動戦士Ζガンダム」の登場人物である。声優は岡本麻弥。

概要

軍人家庭に生まれ、ティターンズ配属までは地球で暮らしていた女性士官。階級は中尉。ガンダムMk-Ⅱのテストパイロットとしてグリーン・ノアに赴任し、エゥーゴによるガンダムMk-Ⅱの強奪事件に遭遇したことで彼女の運命は変わっていく。

もともとティターンズ所属だったが、その卑劣さを知りエゥーゴへ移籍。サイド1の「30バンチ」コロニーに入り、クワトロ・バジーナから30バンチ事件の真相を知らされたことでよりティターンズの本質を認識するようになる。その後はアーガマやラーディッシュのお姉さん役としてカミーユ・ビダンやファ・ユイリィ、カツ・コバヤシの面倒をみる。プライベートではラーディッシュ艦長のヘンケン・ベッケナーのアプローチを受けていた。

基本的に柔和ながら実直な性格だが、典型的な軍人気質で規律重視で杓子定規に判断する傾向が強く、TV版では規律を破ったカミーユやファに「修正」と呼ぶ体罰を下すことにも躊躇はない（頭に血が上りやすく手も早いことから、半ば場の勢いで引っ叩いてしまうこともしばしばあった）。一方でその生真面目で誠実な性格でアーガマのクルーたちの信頼を得ており、カミーユやクワトロと共にエゥーゴの主力パイロットの一角としてグリプス戦役で活躍する。

時には優しい姉として、時には厳しい上官としてカミーユたちからも慕われていた。もっともカミーユが自分に好意をもっていることを自覚していたものの、「カミーユのマザー・コンプレックスを刺激したくない」と一定の距離感は保とうとしていた。本人は恋愛に関しては苦手なほうで、ヘンケンからのアプローチに対しても戸惑う一面を見せていた。

エゥーゴ移籍当初はリック・ディアスに搭乗していたが、カミーユがZガンダムに乗り換えたのをきっかけにガンダムMk-Ⅱを譲り受ける。物語中盤以降はカツがGディフェンサー搭乗することからカツとコンビを組むことが多くなっている。また、カミーユには到底及ばないものの、本人は無自覚ながらニュータイプとしての資質を開花させていた。

グリプス戦役の終盤では、カツやヘンケンが目の前で戦死したことでショックを受けながらも戦いを続け、レコア・ロンドのパラス・アテネと相打ちとなりつつもこれを倒すが、直後に不用意にコクピットを出た際、パラス・アテネの残骸がヤザン・ゲーブルの操縦するハンブラビの攻撃によって爆発し、その破片を全身に浴びて致命傷を負う。最後はカミーユに戦いの終結を託して息を引き取る。その後、シロッコとの最終決戦では霊体としてカミーユの元に現れ、彼に力を貸している。

なお、物語の2年半ほど前、女同士でガソリン車で旅行した際にシャイアンの豪邸の前でアムロ・レイに出会っており、アムロだと分かってきたのはアーガマの空気を感じたからだと語っている。

劇場版では人物描写がやや異なり、母性的で包容力のある大人の女性らしい一面が強調。厳格な人物像は和らいでおり、カミーユらにもスキンシップで場を和ませるなど、良き姉的な存在として描かれている。ヘンケンのアプローチも最初は上手くはぐらかしていたが、物語中盤以降は艦内デッキでエマの方から傍らに寄り添う姿が見られるなど、奥手で恋愛は苦手という傾向も若干緩和されている。小説版Zガンダムで富野監督は、エマは「普通の恋愛に憧れていた」と書いており、劇場版では自立して男性社会で生きている女性としてのリアルな姿が付与されている。

エマ・シーンを描くときはとくに髪の毛の質感に注意を払うこと。

作中で搭乗したMS

RMS-099 リック・ディアス
エゥーゴ転身直後の搭乗機。だが、アンマンではカクリコンの奇襲攻撃によってピンチを迎えたり、ジャブロー降下作戦時にはメッサーラの奇襲によって大気圏突破が不能になる失態を犯し、最後はガブスレイによって機体が大破し脱出ポットで辛くも逃れたりと何かとマイナスなイメージが強い。
RX-178 ガンダムMk-II
- スーパーガンダム
  カミーユがZガンダムに乗り換えたことで専用機となる。グリプス戦役中期以降は旧式となっていたものの、カツのGディフェンサーとの連携や合体してスーパーガンダムとなることで最新鋭機を相手に互角に渡り合い、アレキサンドリアを撃沈。最終決戦ではヤザン・ゲーブルのハンブラビとの交戦で左腕を失い、バックパックにダメージを受けながらもシールドを左肩に直付けされ、シャクルズに乗って再出撃。。レコアのパラス・アテネと一騎討ちとなり、ビーム・サーベルで胸部を貫いて勝利している。

定番ネタ

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　　 │　　　　　　/　　　　　 ｀　　　　　　ﾚ'　 　 　　 今日、食堂でエマ中尉の髪型の話題で盛り上がった。 
　 　 |　　　　　　（._　　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 　全員一致で亀頭をイメージしていたらしい。 
　 　 |　　　　　　 / -─- ､._　 　 　 __,..ヘ! 　 　 　　隅の方で味噌汁を啜っていた 
　　　|　　　　r‐､ {　　ｰヮﾆﾆ`ｰ'　 〈ｩﾆ'‐.|　　　　 　ジャマイカンも吹き出していた。 
　　　ヽ　　　| ,ゝ| !　　　　　　　　　ヽ、　|　 　 　　食堂を出ると、エマが顔を真っ赤にして 
　　 　 }　 　 ヽ(､Ll　　　　 　 　 　 r:ﾝ'　l　 　 　 　青筋立ててこちらを睨み付けていた。 
　　　 {　! { { /`ｰi　　　　　 _,. -─‐ｧ　 l ￣￣｀! 勃起したソレをイメージしてしまい 
　　　 ,ゝﾄ､ヽ{　　{　 　 　 　 `ｰ-- ' 　 ,'　　　　|　吹き出しそうなのを必死に堪えていたのだが、 
　　 i(　 ヽﾐ`ヽ　　ヽ､　　　　 　 ｰ　　 l　 　 　 　横でカクリコンが腹を抱えて大笑いしていた。 
.　　 | `'''┴-- ､.._　　｀''‐､　　　　 　 ,!、　 　 亅 強烈なプレッシャーを感じた俺は、 
　　　| 　 ＿＿＿__￣￣~ヽ` ｰ-r-‐ﾍ　ヽ　く´ 　すぐさまその場から逃げ出した。 
.　　　!　 |=<>=<>=|　　　　ト､-､r=ﾆ⌒ヽ.）　ヽ 　後ろの方で、カクリコンの　 
　 _,r=ゝ、 ￣￣￣　　　　 |　ヽ. ＼　｀ヽ }　/ 　　「前髪は抜かないでくれぇ」　という断末魔が聞こえた。　　　 
　　　　　 `ヽ ー-----‐‐┴､　} 　 ヽ ﾚ',ﾉ./`ｰ- この日以来、誰もエマの髪型の話をする者は居なくなった。