サイケまたしてもとは、週刊少年サンデーにて連載されていた、福地翼原作の漫画作品である。
概要
週刊少年サンデーにて2014年32号から2019年4・5合併号まで連載されていた漫画作品。
夢がなく無気力に毎日を過ごしていた主人公が、ある日幼馴染の死を境に時間を巻き戻す能力を手に入れるタイムループもの漫画。単行本は全15巻刊行されている。
あらすじ
葛代斎下は、将来の夢も特別な能力もない、どこにでもいる、ごく普通の中学三年生。
平凡で退屈な毎日を過ごすサイケだったが、ある日、幼なじみの蜜柑が事故で死んでしまう。絶望したサイケが池に飛び込むと、蜜柑が事故で死んだ“今日”が再び始まった。
蜜柑を救うべく、問題の“今日”を繰り返すサイケだが…?あなたにはやり直したい一日はありますか?
(1巻紹介あらすじ
より)
登場人物
- 葛代斎下(くずしろ サイケ)
- 本作品の主人公で中学3年生。自分の殻に閉じこもり、無気力に生きていた少年。ある日幼馴染の蜜柑が事故死した事をきっかけに、時間逆行(正確には能力が発動した日の午前7時に戻れる)能力を手に入れる。発動条件はモグラ池で溺れ死ぬ事。逆行の際に記憶を持ちこせる為、この能力を用いて蜜柑を助けるために奔走する。
その後蜜柑を救いだせた事を契機に、幼い頃に夢見た弱きを助け悪を挫く「ヒーロー」を目指して能力を使った人助けを始めるが、何度も時間逆行を繰り返した事が仇となり、やがて体のある部位に負荷が蓄積するようになる。
なお、能力の発動条件はモグラ池で溺れ死ぬ事とされていたが、実際には溺死さえすれば場所を問わず発動可能である。 - 枸橘蜜柑(からたち みかん)
- サイケの幼馴染で美術部所属。絵を描く事が好きで既にその道に進むと決めており、夢に向かって真っすぐ進んでいる。夢が無い事を悩んでいたサイケに「いつか自分だけのやりたいことが見つかる」と発破をかけるが、その日の帰りに交通事故に遭い命を落としてしまう。しかし能力を手に入れたサイケが何度もループをした末に死の運命から逃れられ、彼に「ヒーロー」を目指させる決め手を与える。
- その後は物語が能力者同士の戦いに焦点が向かうようになったため、大幅に出番が減少し本人も嘆いていたが、後にとある過激派の能力者により哀しい形で再び登場することになる。
- 氷頭栄治(ひず えいじ)
- サイケの仲間の一人。物品の性質を発砲スチロール状に変換する能力者で、発動条件は物体に触れる事。また、能力者のみから出ている「力の煙」を見ることができる。
ツリ目で無表情な男で、良くも悪くも自分をあまり大切にしない節がある。登場当初は素行の悪さや父親との関係の悪さから家族と離れて暮らしており、退屈を紛らわせる為に能力者狩りをしていた。サイケとの一戦や彼の救援活動などを見てからは彼に興味を覚え、「サイケの最期を看取りたい」と彼の信者相棒になる。
物語が進むにつれ、身勝手な能力者による多数の犠牲者発生・サイケの決死の能力酷使などが重なり、本当に彼の最期を看取ることになりかねない事態になってしまい、敵対者にその覚悟も込めた一撃をお見舞いしたことも。 - アナ・エガートン
- サイケの仲間の一人。ゴスロリ服を着ている小柄な少女。物品の性質を伸縮可能なガムテープ状に変換する能力者で、発動条件は対象に触れる事。一見無愛想だが感情豊かでリアクションも大きいおもしれー女。
元々は黒田ユメヲが率いる能力者集団の組織「ネガティブレイン」に所属し、サイケたちと敵対したが、後に和解し組織から脱退した。その後は氷頭と凸凹コンビのようなやりとりをしつつ、サイケをフォローするようになる。サイケ信者その2。
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関連項目
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