ララァ・スン単語

ニコニコ動画でララァ・スンの動画を見に行く

ララァスン

2.8千文字の記事

掲示板へ

記事編集

──殺し合うのが、ニュータイプじゃないでしょ

ララァ・スンは、TVアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するキャラクター。

CV:潘恵子(原作) / 早見沙織(THE ORIGIN）/ 潘めぐみ（機動戦士ガンダムさん） / 羊宮妃那（Gundam GQuuuuuuX）

概要(原作)

人物像

番組後半から登場するニュータイプの少女。人種はインド系で、額にヒンドゥー教のビンディを付けている。黒の長髪を後頭部両側に丸めてお下げにしている。私服は黄色のワンピース。

主人公アムロ・レイの宿命のライバル、シャア・アズナブルに見いだされたジオンの軍人。劇中ではララァの身の上についてはほとんど語られないが、シャアに「私のような女を拾ってくれた」と語っている所からすると、地球で恵まれない暮らしをしていたのは確実らしい。左遷され非役だったシャアと運命的な出会いを果たし、彼の誘いでジオンのフラナガン機関に移され、そこでニュータイプ兵士としての訓練を受けた。

シャアには深い愛情を抱いており、彼を護るために戦うことを自らの使命としている。一方で同じニュータイプとして共鳴したアムロに対しても特別な感情を抱いてしまい、2人の間で揺れることになる。

劇中にて

初登場は第34話「宿命の出会い」。中立都市サイド6を訪れたアムロは、父テム・レイに別れを告げた後、湖畔で佇むララァと出会う。その場はたわいのない言葉を交わして分かれるが、その後にララァが運転する車にシャアが乗っていたことで、アムロは少なからぬ衝撃を受ける。
コンスコン隊とホワイトベースの戦闘をTVで観戦しているときには「白いモビルスーツが勝つわ」と、まだ画面に映っていないガンダムの勝利を予測し、的中させている。

その後、サイコミュシステムを搭載したモビルアーマー「エルメス」に搭乗。宇宙要塞ソロモンを占領し、同地に集結していた地球連邦軍の艦船やモビルスーツを次々と撃破し、「ソロモンの亡霊」と恐れられる。初の実戦では、一日にして4隻の戦艦を撃沈する戦果を挙げたものの、サイコミュ兵器を操る精神負担に耐えられず後退している。

第41話「光る宇宙」では、遂にアムロとの直接対決に発展。短い間に2人は共鳴し、そのまま行けば戦わずに済む未来もあったはずであった。しかし、ガンダム打倒に拘るシャアが乱入し、ララァも自らシャアに従う。そして最期は、ガンダムの攻撃からシャアを庇い、エルメスのコクピットにビーム・サーベルを突き立てられてしまう。

その生と死の狭間のほんの一瞬、アムロとララァは未来のビジョンを垣間見る。それはニュータイプにとっての希望であり、同時に悲劇だった。

あぁ、アムロ。刻が見える……

彼女の死はシャアとアムロの心に、終生癒えることのない傷を残した。
父と母の愛を知らぬ不遇な幼年～青春期を過ごした挙句、両親の復讐のため親友を殺し、自分を見失っていたシャアにとって、人の革新の可能性を示し、なおかつ自分に深く寄り添ってくれるララァは、長らく求めていた真の同士であり、そして母性そのものであった。
また、両親と決別し故郷も失ったアムロにとっても、ニュータイプへの覚醒に伴い、元々戦場を生き延びるためだけの繋がりでしかなかった仲間達から孤立していく最中に出会ったララァは、人生で初めて出会った特別な人だった。

ララァの死によって、単なる戦場の強敵に過ぎず、やがては分かり合えたかもしれなかった2人の男は、決定的な宿敵となってしまったのである。

Ζガンダム～逆襲のシャア

一年戦争後、その能力を危険視され軟禁されたアムロは、戦場を忌避するようになった。反地球連邦組織カラバに参加した後も、宇宙に上がってエゥーゴの一員になることは拒み続け、エゥーゴの幹部となっていたシャアから「ララァに会うのが怖いのだろう？」と指摘されている。なお、シャアは不甲斐ないアムロに喝を入れるためとはいえ、度々ララァを引き合いに出して煽っている。

その後、連邦軍に復帰したアムロは再び宇宙に上がり、一方でシャアはエゥーゴを去った後、ネオ・ジオンの総帥となった。シャアの行方を追うアムロの夢の中にはララァの幻影が現れ、アムロと言葉を交わしている。

私は永遠にあなたたちの間にいたいの

アムロの夢＝ある意味アムロに都合の良い状況であることを考慮する必要はあるが、霊体となった今でも2人の男を同時にものにしたいような言い方であるため、ガノタからは「悪女」だの「悪霊」呼ばわりされることも。

前日譚

富野由悠季監督による短編小説『密会　アムロとララァ』では、左遷されているシャアが地球のインド・カバスで出会ったとされている。養護院を出た後に娼婦となったララァは、たまたま娼館に来たシャアと出会った。シャアはララァという人物を前に、一晩何もせず過ごし、少し後に彼女を身請けする。

安彦良和によるリブート作品『THE ORIGIN』では、一年戦争以前のシャアを描く「シャア・セイラ編」から登場。インドの大家族の娘で、高い予知能力を買われてギャンブラーに雇われ、カジノで荒稼ぎをさせられていた。原作と比べるとすこし俗っぽい。

Gundam GQuuuuuuXでは

アムロがガンダムに出会わず、そしてシャアもララァに出会わなかったパラレルワールドを描く『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の世界では、一年戦争から5年後の宇宙世紀0085時点でも生存している。変わらずカバスの娼館で客を取る生活を続けており、「ある人物」の訪れを待ち続けている。

それとは別に、一年戦争当時の回想パート（映画「-beginning-」と第8話「月に墜ちる」）における第二次ソロモン会戦のシーンでは、1フレームだけ「元々の宇宙世紀における姿（黄色いワンピース姿）のララァ」が描かれている。マジもんの悪霊みたいな描き方するんじゃないよ！ 0085時点のララァとは別人のようにも見えるが……その真相や如何に。

余談だが、彼女自身と関係のない話ではあるが、ニュータイプが共鳴すると聞こえる「ラァーーラァーー」という音は「ララ音」と呼ばれている。

ガンダムさん

大和田秀樹の4コマ漫画「機動戦士ガンダムさん」では、シャアと仲睦まじく夫婦漫才を披露しているが、だらしないシャアに流血制裁を行うこともしばしば。

2014年のショートアニメ化に際しては、オリジナルキャストである潘恵子の実娘・潘めぐみが配役され話題となった。ちなみにめぐみ氏は『THE ORIGIN』でシャアの妹、セイラ・マスことアルテイシア・ソム・ダイクンも担当しており、親子二代でシャアに深く関わった女性を演じることになった。

ニコニ広告で宣伝された記事

天外魔境II (単) 記事と一緒に動画もおすすめ！

提供： akatsuki

142613100pt

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません